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待って
ジェシカ 一人っ子
イリノイ州シカゴ
キム・ジンモ 同級生 あなたの従兄弟
ポン・ジュノは ”リズム”に こだわる映画監督だ
どの作品にも そのこだわりが 滲み出ているが―
最新作「パラサイト」は別格だ
リズムの調整が徹底されている
観客は 物語という波に 乗っているような感覚に陥る
編集にカメラワーク―
劇伴とサウンドデザインまでが 観客を波から波へと誘う
監督は 作品のテンポを 完璧にすることでしか―
大胆なトーンの変化を馴染ませる 術はないと知っているのだ
そのこだわりこそが 圧倒的な没入感を生み出す
作品全体を通して リズムは調整されているが―
40分頃からの モンタージュは―
彼の熟練の技を 結晶化させたような 輝きを放っている
ちょうど5分間に 収められた60カット
個人的には 今年一番の5分間だと思う
この圧巻の美しさを誇るシーンは 分析の価値があるはずだ
まずは 導入だ
モンタージュのシーンは 第一幕の最後に訪れる
貧困家庭が まんまと 裕福な家庭を騙し抜き―
彼らの使用人として雇われた
息子は家庭教師として
娘は美術教師として
父は運転手として
今度は 母を家政婦として 潜り込ませようとしている
問題は 家政婦の女性が―
絶対の信頼を 寄せられていることだ
そこで貧困家庭は 彼女を排除するための 計画を立て始める
この計画がモンタージュに 適しているのは―
観客がすでに 3つの企みを見ているからだ
成功する度に リズムが徐々に早くなる
モンタージュで さらに早まることで―
第一幕のフィナーレを 最高潮まで高めていく
貧困家庭の計画が 洗練されていくと共に―
製作陣の技量も 洗練を求められてくる
モンタージュ・シーンで 試されるのは―
限られたカットの中で 多くの情報量を伝える技術だ
今回は60カット内で
最初から見ていこう
彼女は羊に見えるけど 中身は狡猾な狐よ
家の主の如く 振る舞う時もある
たしかに
この家の誰より 長くここに住んでいる
建築家ナムグンの家政婦だった
その後も 今の家族に仕えている
ナムグンが越した時―
あの女をパク家に紹介した
”最高の家政婦だから 雇うべきだ”と
そして 彼女は失業を免れた
あんな美味しい仕事だからな
ああいう女には 万全の準備が必要ね
そうだ 計画が必要だ
全体のバレエの様な 佇まいが印象的だ
ヘンデルの名作オペラ 「ロデリンダ」をバックにした―
そのリズムは 魅惑の極みだ
監督がここで駆使しているのは―
スローモーションと 直線的なカメラ移動だ
全カットが 新情報を提示しつつ―
その後の展開を暗示している カットもある
この対になる前後のシーンと カメラ移動と劇伴の全てが―
この一連のシーンを 単体で見ても成立するものにしている
桃が食べたいな 桃が一番好き
頼まないの?
我が家に桃は無いの 禁じられた果実
モンタージュは 時間を好きに操る
計画から実行までの カット数を見て欲しい
ダヘの話によれば―
彼女は 重度の桃アレルギーらしい
桃の皮に生えている 産毛があるだろ?
少しでも近づけば 全身に発疹が出て―
呼吸困難と喘息で 大変なことになる
息子がアレルギーの話を聞いて 毒を盛るまでに 掛けられているのは―
わずか 8カットだ
ヒッチコック作品並みの 簡潔さだ
ちなみに数カット前に 目配せされている
普段は兆候があれば―
部屋に駆け込んで薬を飲むの
今回は突然すぎて 薬の場所を忘れてたの
貧しい父は 裕福な母を騙している
文字通り 彼女を口車に乗せていく
貧しい父が 彼女を先導する
ここには もう一つの層がある
父の言葉は この偽りの 戯曲の黒幕である―
息子が書いたものなのだ
盗み聞きするつもりは なかったんですが―
あまりにハッキリと聞こえたもので―
カット!
父さん 感情のレベルが高すぎる
この辺まで下げて
映像編集のヤン・ジンモについても 言及しておくべきだろう
この一連のシーンを含む 映画全体の編集を担当している
監督自身も 精密な絵コンテで 編集に携わっているが―
プロの編集者の 精密な調整が リズムの構築の肝となる
時には工夫も必要だ
このカットを フレーム単位で見れば―
奇妙なことが 起こっているのが分かる
このパンで 2つのカットを 繋ぎ合わせている
個々の俳優のリズムが 完璧ではなかったから―
絶妙な編集で リズムを同期させた
結核? そんなまさか…
本当です 活動型結核だと誰かに話していました
今どき 結核なんて感染するの?
ヤンは この箇所にも 技巧を凝らしている
本来は台詞の繰り返しが 多いシーンだが―
他所のカットを挿入して リズムに弾みを付けている
その結果 観客には ひと繋がりの会話に見える
すでに明かされている 計画をより印象付ける効果もある
企みの成功を目前にして
”因果”
このモンタージュは ポン・ジュノの ”制御”への こだわりの証左だ
同時に”制御の話”でもある
貧困な家庭の 他人を”制御”する 詐欺の手口が まさに―
頂点に達したのだ
モンタージュ同様 計画は完璧でスムーズだった
しかし 彼らと観客を 待ち受けていたのは―
隙のない計画も 不測の事態には 対応できないという事実だ
成功は その後の転落という ”種”を孕んでいる
非道な手段の上に 成り立っていれば尚更だ
第二幕では 全てが 音を立てて崩れる
文字通り ”音を立てて”
モンタージュには 新たな光が当たる
計画は思っていたほど 完璧ではなかったが―
それが モンタージュの 完璧さを際立たせる
”パラサイトの 完璧なモンタージュ” 日本語字幕:@LiT_Japan
やあ みんな
あけましておめでとう 新しい10年の始まりだ
ご視聴ありがとう
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ありがとうございました 次の10年もよろしく!